社会人の学習には動機があります。
例えば何かの資格などの学習で「何となくよさそうなので始めたが、自分に合っていたのでスイスイ学習が進み、いつのまにか合格していた。」という場合もあるかもしれません。
しかし多くの場合は、「何かの動機があって学習する決心をした。」というのが一般的ではないかと思います。
その動機は、仕事に必要だからという場合ばかりではなく、例えば海外旅行に行ってその国の人と話したいとか、趣味でやっていることに外国が関係していて、原語で詳しく知りたいとか、自分の楽しみのために英語を学ぶということいったこともあると思います。
社会人の場合、仕事などでいつまでに習得しなければならないと期限が決まっているときは短期間での習得を迫られますが、そこは学生の時とは違って一般的には定期テストや入試などに関係するわけではないので、そういう場合の方が少ないのではないでしょうか。
しかし、いったん英語の習得を目指して(あるいは資格等の合格を目指して)学習するとなると、だれしも早く合格したいと思うでしょう。
それに社会人の場合は仕事が忙しく、学生時代のように学習に集中できる時間は少ないです。
そのため、やはり学習には強い動機、そしてモチベーションの維持が必要です。
モチベーションを維持するには
忙しい仕事の一方で、何かの学習するときに、同じ強さのモチベーションを持ち続けるのは結構難しいものです。
筆者自身も著書の電子書籍『社会人のための英検3級合格ナビ』(https://amzn.asia/d/cnF9y1x)の中で書きましたが、仕事がすごく忙しい時には、申し込んでいた試験を受けられないこともありました。
また、毎日仕事がたてこんでくると、学習のことまで考える余裕がなくて、受検の準備や学習することさえ忘れていることもありました。
それではこの学習のモチベーションを維持するにはどうしたらいいでしょうか。
仕事をしながら英語学習した経験から今思うことは、動機を持って学習計画を立てたら、それを自分の日常生活に組み込んでしまうということです。
これも著書の電子書籍『社会人のための英検2級合格作戦』(https://amzn.asia/d/5MDm4nt)にも書きましたが、毎日の生活に組み入れて、少しずつ取り組んでいくということです。
ただしこの時には膨大な学習量をこなしたりすることや、一度に長時間学習することは考えず、たとえ20分や30分という単位でもいいので、毎日取り組むということを大事にするということです。時間のない時は、10分くらいでもいいでしょう。
比較的時間のある休日などにはまとめて学習時間をとってもいいとは思いますが、この時もあまり無理をしないようにします。
一気に長く取り組むよりも、日常生活の中で少しずつ毎日取り組む方が、学習は続くし、この積み重ねが、力となるのです。
(そしてこのほうが学習を続けることができるので、結局は比較的速く合格できるような気がします。)
あまり努力が得意でなく、何事にも三日坊主ならぬ二日坊主の筆者の場合には、この方法がよかったように思います。
それでも先述したように、仕事が忙しいと受検の申し込みをしていても受験できなかったり、あるいは学習そのものをしばらく忘れていたりすることもありました。
しかしなぜかそんな時ほど、外国人に道を聞かれたり、職場に仕事で来ていた外国人に話しかけられたりすることがあったように思います。
そのたびに「英語を学んでいたこと」を思い出したり、「もっとうまくなって役に立ちたい」と思ったりしました。
そうしたことがあって動機を思い出し、途中で休むことがあっても結局学習が続いたように思います。
もし、日々の学習が忙しくて続かない場合は、何か楽しくて好きな英語のDVDを見たり、英語の本を読んだりして、学習を始めた動機を思い出したりしていると、また学習意欲が湧いてくることでしょう。
ただし自分でモチベーションを保つ方法や学習方法を実行している方は、ここに書いている方法よりも、自分のペースで学習を続ける方がいいと思います。
そういう方は、この記事をモチベーションを保つ方法の一つとして参考にお読みください。
しかし、どちらにしても仕事を持ちながら学習を続けるのは大変なことなので、健康に留意しながら毎日少しずつ進めてください。
今日のまとめ
・社会人が仕事を続けながら学習のモチベーションを維持することは大変です。
・そこで、取り組む時には学習の動機を明確にしましょう。
・一度に学習をしすぎないで、計画を立てて、生活の中に組み入れながら、毎日少しずつ続けましょう。
・モチベーションを保つために、時々好きなDVDや本など、何か楽しいことで、学習している動機を思い出しましょう。
・モチベーションの保ち方や学習の仕方を自分ですでに実行している方は、自分にあった方法がいいと思います。
・仕事をしながらの学習なので、健康に留意しながら学習を続けることが大切です。
今回はここまでです。それではまた次回。
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