「Speak of the devil」ってなんだか少し怖いことわざ(特にdevilのところ)に感じます。
でもこのことわざの意味は「噂をすれば影」です。日本語でも日常よく使う言葉ですよね。
最初に本でこのことわざを知ったときは、意味は分かったけどどういう場面で使うのだろうと思っていました。ところがその使い方の場面をDVDで見ました。
『名探偵モンク』というアメリカのドラマシリーズのDVDです。ここでは詳しいドラマの解説は省略しますが、ユーモア満載でとっても面白い探偵ものです。
実は主人公モンクにはたくさんの恐怖症があり、もとサンフランシスコ警察の警官でしたが、ある事件をきっかけに現在は休職中です。
しかしモンクの推理は常に鋭く、現在は探偵として警察のコンサルタントというか手伝いみたいな仕事をしています。そして毎回事件を鮮やかに解決します。
そのたくさんある回の中で宇宙飛行士が事件を起こしたという設定の回がありました。
モンク自身はすでに犯人が宇宙飛行士と特定しているのですが、問題は犯行が彼が宇宙に行っている間に行われてることでした。
それでモンクは証拠を探しに犯行が行われたであろう場所(被害者の家)に秘書のナタリーと出かけます。しかし調べてみてもなかなか確固とした証拠が見つかりません。いったいどうやって宇宙にいながら犯行を行ったのだろうと二人で宇宙飛行士のことを話していました。
そこに家の外で物音がします。モンクとナタリーが急いで外に出てみると、宇宙飛行士がいました。彼は一つだけ証拠を消し忘れて、それを消すために現場にやってきていたのでした。
そこでナタリーがひとこと。「Speak of the devil」(噂をすれば影ね。)といったのでした。
ああこんな風に使うのかとよくわかりました。こういう場面にだけ使うのではないのかもしれませんが、この場面と合わせるとなんか使い方がよく理解できました。
普段ことわざに限らず、英単語などを学習してもどのように使うかは、実際に使ってみないとわからないこともあるのですが、ドラマや映画など通してわかることもあるのだなと思いました。
学習に疲れたときやちょっとした合間に時々はこう言ったドラマや映画をみるのもいいなと思いました。楽しみながら思わぬ発見ができるかもしれませんね。
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