準2級文法 (52)代名詞② some、any

英検準2級レベル

some、anyの使い方について

1. some の使い方(主に肯定文)

(主な使い方)

  • 意味:「いくつかの」「多少の」
  • 使い方:肯定文で、数量がある程度あるときに使う。

(例文)

・I have some friends in Canada.
 (カナダに友達が何人かいます。)

 *some が疑問文で使われるケース

(例文)

 ・丁寧な申し出や依頼には some を使うのが自然。

  • Would you like some tea?
     (お茶はいかがですか?)(申し出)

2. anyの使い方 (否定文・疑問文)

  • 意味:「いくらかの」「何かの」
  • 使い方
    • 否定文で「少しも〜ない」という意味で使われる。
    • 疑問文で「何か〜ありますか?」と尋ねるときに使われる。

(例文)

否定の場合

  • I don’t have any money.
    (お金が全くありません。)
  • She didn’t buy any apples.
    (彼女はリンゴを1つも買いませんでした。)

疑問の場合

  • Do you have any questions?
    (何か質問はありますか?)
  • Is there any milk in the fridge?
    (冷蔵庫に牛乳はありますか?)

肯定文で any が使われる場合の主な意味と用法

「どれでも」「誰でも」= 無制限・制限なしの意味

この使い方では、any は「どれでも好きなものを」「誰でもよい」など、選択の自由や広がりを表します。

(例文)

  • You can take any book you like.
    (どの本でも好きなものを取っていいですよ。)
  • Any student can join the club.
    (どの学生でもそのクラブに入れます。)

「どんな〜でも」= 強調表現としての any

any は強調的に使われて、「たとえどんな〜でも」というニュアンスを出すことがあります。

例文)

  • He didn’t make any mistake. (彼は何の間違いもしなかった。)→(否定文)
  • He did not need any help.(彼は何の助けも必要としなかった。) →(否定文)
  • But he did it without any help.( しかし、彼は何の助けもなくそれを成し遂げました。)→ (肯定文だけど「まったく〜なしで」という強調。)

if や without といった構文と一緒に使われる場合

これも文法的には肯定文ですが、any が登場します。

例文)

  • If you have any questions, please ask me.
    (何か質問があれば、聞いてください。)
  • He finished the work without any problems.
    (全く問題なく仕事を終えた)

練習問題をやってみましょう。

次の(    )にあてはまる語句を答えましょう。

  1. She bought(     ) flowers at the shop.
     (彼女はお店で花をいくつか買いました。)
  2. She didn’t eat (   ) lunch.
     ( 彼女は昼ごはんを全く食べませんでした。)
  3. Could I borrow(    ) sugar?
     (お砂糖をいくらか借りてもいいですか?)
  4. Take(    ) seat you like.
     ( 好きな席に座ってください。)

解答

  1. She bought( some) flowers at the shop.
     
  2. She didn’t eat (any) lunch.
     
  3. Could I borrow(some) sugar?
     
  4. Take( any) seat you like.
     

今回はここまでです。それではまた次回。

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