some、anyの使い方について
1. some の使い方(主に肯定文)
(主な使い方)
- 意味:「いくつかの」「多少の」
- 使い方:肯定文で、数量がある程度あるときに使う。
(例文)
・I have some friends in Canada.
(カナダに友達が何人かいます。)
*some が疑問文で使われるケース
(例文)
・丁寧な申し出や依頼には some を使うのが自然。
- Would you like some tea?
(お茶はいかがですか?)(申し出)
2. anyの使い方 (否定文・疑問文)
- 意味:「いくらかの」「何かの」
- 使い方:
- 否定文で「少しも〜ない」という意味で使われる。
- 疑問文で「何か〜ありますか?」と尋ねるときに使われる。
(例文)
①否定の場合
- I don’t have any money.
(お金が全くありません。) - She didn’t buy any apples.
(彼女はリンゴを1つも買いませんでした。)
②疑問の場合
- Do you have any questions?
(何か質問はありますか?) - Is there any milk in the fridge?
(冷蔵庫に牛乳はありますか?)
*肯定文で any が使われる場合の主な意味と用法
① 「どれでも」「誰でも」= 無制限・制限なしの意味
この使い方では、any は「どれでも好きなものを」「誰でもよい」など、選択の自由や広がりを表します。
(例文)
- You can take any book you like.
(どの本でも好きなものを取っていいですよ。) - Any student can join the club.
(どの学生でもそのクラブに入れます。)
② 「どんな〜でも」= 強調表現としての any
any は強調的に使われて、「たとえどんな〜でも」というニュアンスを出すことがあります。
( 例文)
- He didn’t make any mistake. (彼は何の間違いもしなかった。)→(否定文)
- He did not need any help.(彼は何の助けも必要としなかった。) →(否定文)
- But he did it without any help.( しかし、彼は何の助けもなくそれを成し遂げました。)→ (肯定文だけど「まったく〜なしで」という強調。)
③ if や without といった構文と一緒に使われる場合
これも文法的には肯定文ですが、any が登場します。
( 例文)
- If you have any questions, please ask me.
(何か質問があれば、聞いてください。) - He finished the work without any problems.
(全く問題なく仕事を終えた)
練習問題をやってみましょう。
次の( )にあてはまる語句を答えましょう。
- She bought( ) flowers at the shop.
(彼女はお店で花をいくつか買いました。) - She didn’t eat ( ) lunch.
( 彼女は昼ごはんを全く食べませんでした。) - Could I borrow( ) sugar?
(お砂糖をいくらか借りてもいいですか?) - Take( ) seat you like.
( 好きな席に座ってください。)
解答
- She bought( some) flowers at the shop.
- She didn’t eat (any) lunch.
- Could I borrow(some) sugar?
- Take( any) seat you like.
今回はここまでです。それではまた次回。
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