形容詞や副詞の働きをする「前置詞+抽象名詞」について
「前置詞+抽象名詞」の形で使われる表現は、文の中で形容詞句または副詞句として機能します。これは英語の特徴的な表現の一つで、簡潔に意味を補足するのに便利です。
(基本構造)
前置詞 + 抽象名詞
- 形容詞句 → 名詞を修飾する
- 副詞句 → 動詞・形容詞・文全体を修飾する
という働きをします。
*抽象名詞は、目に見えない概念や状態、感情を表します。
例:hope(希望)、danger(危険)、peace(平和)、purpose(目的)、control(制御)など。
(主な使用例と意味・働き)
表現 | 意味 | 働き | 例文 |
in danger | 危険な状態で | 形容詞句 | The child is in danger. (その子供は危険にさらされています。) |
in trouble | 困って | 形容詞句 | He is in trouble right now.(彼は今困っています。) |
on purpose | 故意に | 副詞句 | She broke the vase on purpose.(彼女はわざと花瓶を壊しました。) |
in a hurry | 急いで | 副詞句 | She left the room in a hurry.(彼女は急いで部屋を出ました。) |
without doubt | 疑いなく | 副詞句 | Without doubt, he is the best player.(間違いなく、彼が最高の選手です。) |
in charge (of) | 担当して、責任を持って | 形容詞句 | He is in charge of the project.(彼がそのプロジェクトを担当しています。) |
練習問題をやってみましょう。
次の1,2の文の( )にあてはまる前置詞を答えましょう。
1,The man( ) trouble was taken to the police station.
(困っているその男性は警察署に連れていかれました。)
2,He broke the vase( ) purpose.
(彼はわざとその花瓶を壊しました。)
解答
1,The man( in ) trouble was taken to the police station.
2,He broke the vase( on ) purpose.
今回はここまでです。それではまた次回。
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