動詞の目的語になる「動名詞」と「to不定詞」
英語では、
動詞のあとに「動名詞(~ing形)」や「to不定詞(to+動詞の原形)」を置くことができます。
しかし、
動詞によって動名詞をとるか、to不定詞をとるかが決まっている場合があります。
(1)動名詞(~ing)を目的語にとる動詞
動作をした「経験」や「習慣」について語るときに、
動名詞(~ing)を使うことが多いです。
( よく使う動詞の例)
- enjoy(楽しむ)
- finish(終える)
- stop(やめる)
- mind(気にする)
- give up(あきらめる)
(例文)
- I enjoy playing tennis.I enjoy playing tennis.
( 私はテニスをするのが楽しいです。)
(使い方)
- I enjoy reading books.
( 私は本を読むのを楽しみます。) - We avoided talking about the problem.
( 私たちはその問題について話すのを避けました。) - I don’t mind waiting for you.
( あなたを待つのは気にしません。) - She considered moving to Tokyo.
( 彼女は東京に引っ越すことを考えました。) - We practiced speaking English.
(私たちは英語を話す練習をしました。)
(2)to不定詞(to+動詞の原形)を目的語にとる動詞
これからする「未来のこと」や「意志・目標」について話すときは、
to不定詞を使うことが多いです。
(よく使う動詞の例)
- want(~したい)
- hope(望む)
- decide(決める)
- plan(計画する)
- promise(約束する)
(例文)
- We hope to see you soon.We want to see you soon.
( 私たちはすぐにあなたに会いたいと思っています。)
(使い方)
- I want to visit London.
(私はロンドンを訪れたいです。) - She promised to help me.
( 彼女は私を助けると約束しました。) - We plan to travel next month.
(私たちは来月旅行する予定です。) - He refused to answer the question.
( 彼はその質問に答えるのを拒否しました。) - I need to study more.
( 私はもっと勉強する必要があります。) - She agreed to join the club.
( 彼女はクラブに入ることに同意しました。)
(3)両方使える動詞もある(意味が変わることもある)
動名詞とto不定詞の両方が目的語に来るけど、
意味が変わる動詞もあります。
(代表例)「remember」「forget」「stop」など
*remember の場合
- I remembered to lock the door.
(ドアに鍵をかけるのを覚えていた。) - I remember locking the door.
(ドアに鍵をかけた記憶がある。)
*stop の場合
- He stopped smoking.
( 彼はタバコを吸うのをやめた。) - He stopped to smoke.
( 彼はタバコを吸うために立ち止まった。)
*to不定詞 は「これからすること」(未来の行動)で動名詞 は 「すでにしたこと」(過去の行動)というイメージが強い。
練習問題をやってみましょう。
次の1,2の文の( )にあてはまる語句を答えましょう。
1. They suggested ( ) to the park.
( 彼らは公園に行くことを提案しました。)
2. I want to ( ) London.
(私はロンドンを訪れたいです。)
解答
1. They suggested (going) to the park.
( 彼らは公園に行くことを提案しました。)
2. I want to (visit) London.
(私はロンドンを訪れたいです。)
今回はここまでです。それではまた次回。
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