準2級文法 (25)不定詞③原形不定詞

英検準2級レベル

原形不定詞

to をつけずに動詞の原形だけを使う不定詞」のことを「原形不定詞」といいます。

原形不定詞が使われるのは、主に次のような場合です。

知覚動詞の後(see, hear, feel など)

知覚動詞 + 人 + 動詞の原形

(例文)

  • I saw him leave the room.
     (私は彼が部屋を出るのを見た)

このように「動作の全部」や「一部始終」を見たり聞いたりしたときは 原形不定詞を使います。

(使い方)

  1. I saw him run.
     (彼が走るのを見た。)
  2. We heard her sing.
     (彼女が歌うのを聞いた。)
  3. She saw the boy climb the tree.
     (彼女はその男の子が木に登るのを見た。)
  4. I felt the ground shake.
     (地面が揺れるのを感じた。)
  5. We saw the dog jump over the fence.
     (私たちは犬がフェンスを飛び越えるのを見た。)

使役動詞の後(make, let, have)

使役動詞 + 人 + 動詞の原形

(例文)

  • She made me cry.
     (彼女は私を泣かせた)
  • Let him go.
     (彼を行かせてあげて)

help は to をつけてもOK

・She helped me (to) cook dinner.(彼女は私が夕食を作る手伝いをしてくれました。)
 → 「to cook」でも「cook」でもOK

getcause も「使役の意味を持つ動詞」としてよく使われます。しかし、getcause を使うときは、動詞の前に to を付けて、to不定詞にします。
(つまり、原形動詞ではなくto + 動詞の原形を使うルールです。)

・She got her parents to buy her a new phone.
 (彼女は両親に新しい電話を買ってもらった。)

・The heavy rain caused the river to flood.
 (大雨が川の氾濫を引き起こした。)

(使い方)

  1. My mother made me clean my room.
     (お母さんが私に部屋を掃除させた。)
  2. He let me use his bike.
     (彼は私に自転車を使わせてくれた。)
  3. She had her younger brother fix the computer.
     (彼女は弟にコンピューターを直してもらった。)
  4. They had the waiter bring more water.
     (彼らはウェイターに水をもっと持ってきてもらった。)
  5. The movie made me cry.
     (その映画は私を泣かせた。)

練習問題をやってみましょう。

次の1,2の文の(   )にあてはまる語句を答えましょう。

1.I (   ) him (   ).
  (彼が走るのを見た。)

2.He (   ) me(   ) his bike.
  (彼は私に自転車を使わせてくれた。)

解答

1.I (saw) him (run).
  

2.He (let) me( use) his bike.


  

今回はここまでです。それではまた次回。

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