準2級文法 (24)不定詞② 意味上の主語

英検準2級レベル

不定詞の意味上の主語について

( 意味上の主語とは)

不定詞の動作を「誰がするのか」を明らかにしたいときに使うのが、
意味上の主語です。

意味上の主語の形)

意味上の主語は、不定詞の前に for + 人of + 人 の形で表します。

不定詞(to+動詞の原形)の意味上の主語の前に置く前置詞は、ふつう for を使いますが、
特定の場合には of を使います。

for + 人 + to + 動詞の原形の場合

  • for は、単に行為や状況に対して意味上の主語を示すとき。
  • 評価や感情を特に表していない。

(例文)

It is important for you to speak English.(君が英語を話すことは重要だ。)

  • 不定詞「to speak English」は「話す」という動作。
  • それをするのが「you」なので、「for you」が意味上の主語。

(使い方)

  1. It is important for you to sleep well.
     (あなたがよく眠ることは大切です。)
  2. It is dangerous for children to play here.
     (子どもたちがここで遊ぶのは危険です。)
  3. It is difficult for me to understand this.
     (私がこれを理解するのは難しいです。)
  4. It is helpful for students to review lessons.
     (生徒たちが授業を復習するのは役に立ちます。)
  5. It is a good idea for you to take a break.
     (君が休憩を取るのはいい考えです。)

of + 人+ to + 動詞の原形の場合

of を使うのは、意味上の主語が「感情・評価を表す形容詞(形容詞+of+人+to do)」に続く場合です。

(例文)

It is kind of you to help me.(あなたが私を助けてくれるとは親切ですね。)

(使い方)

  1. It is careless of him to forget his homework.
     (彼が宿題を忘れるとは不注意ですね。)
  2. It is generous of them to donate so much.
     (そんなにたくさん寄付するとは、彼らは寛大ですね。)

練習問題をやってみましょう。

次の1,2の文の(   )にあてはまる語句を答えましょう。

1.It is easy(   )(   )(   )(    ) this book.
  (私がこの本を読むのは簡単です。)

2.It was nice (  )(   )(   )(    ) us.
  (彼女が私たちを招待してくれたのは親切でした。)

解答

1.It is easy( for)( me)( to)( read) this book.
 

2.It was nice (of)( her)( to)( invite) us.


 

今回はここまでです。それではまた次回。

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